Mindfulnessの研究の効果について

集中力・記憶力・作業向上

集中力や記憶力、作業処理スピードの向上。ハーバード大学は、管理職を被験者としてマインドフルネス前後の作業処理スピードを、正確性や複数同時作業などの効率性といった項目から調査しました。その結果、マインドフルネスが不十分であったグループと比較した場合、スピード、集中力、記憶力といったすべての項目でマインドフルネスを実施した被験者のほうが数値がアップしたということが分かっています。

 


ストレス耐性

ストレスに関する遺伝子を減少させること。ワシントン大学では、慢性的にストレスを感じている被験者210名に対してマインドフルネスを6カ月間実施し、ストレスに関する遺伝子数の変化を調査しました。その結果、「マインドフルネスを実施した被験者のストレスに関わる遺伝子数が減少した」という報告がなされたのです。この実験から、マインドフルネスに耐ストレス性があると分かりました。

 


抗炎症効果

オハイオ大学では、乳がんを克服した被験者200名を100名ずつのグループに分け、3カ月後に血液検査を実施しました。その結果、マインドフルネスを行ったグループでは、3つの炎症マーカーの数値がそれぞれ10〜15%減少したのです。このようにマインドフルネスは、精神的な安定だけでなく身体面での抗炎症効果も期待できると分かっています。