Mindfulness Garden

 マインドフルネスは、宗教色を払拭し、医療行為として1979年に　ジョン・カバット・ジンが、心理学の注意焦点化理論と組み合わせ、臨床的な技法として体系化したものです。現在はビジネスの場でも、大企業をはじめ、マインドフルネスの独自プログラムが開発、実践されています。そして、ストレスマネジメントやセルフマネジメントなどで積極的に用いられています。

 昨今は現代病やマルチタスクになりやすい社会において、〇〇しながら〇〇というような″気が散漫になりやすい社会″といえ、そういった状態では本来のパフォーマンスを出すのが困難になっています。

マインドフルネスの効果は科学的に証明されており、実践することで、集中力、記憶力、作業処理スピードの向上、耐ストレス性、抗炎症効果、精神的な安定だけでなく身体面での抗炎症効果も期待できると分かっています。企業やグループでマインドフルネスを実践し継続することでクリアな思考と共に健やかさを取り戻していきます。

また、マインドフルネスを説明する際、パソコンのメンテナンスに例える人もいます。複数のアプリを立ち上げるとPCが重くなりフリーズする場合があり、それは気が散漫になっている状態であると。そんな状態ですと、対処すべき時に頭がパンパンでよいパフォーマンスができないということです。つまり、未来の心配をせず、過去に執着しない、″今ここ″が大切であるということです。

マインドフルネスとは、過去の経験や先入観といった雑念にらわれることなく、身体の五感に意識を集中させ、″今、瞬間の気持ち″″今ある身体状況″といった現実をあるがままに知覚して受け入れる心を育む練習をすることで、練習によって身に付いた心の状態を表現すると、″マインドフルネスな心″になります。

元々マインドフルネスは、仏教における瞑想がベースになっていますが、この瞑想は、腹式呼吸や呼吸と連動したおなかの動き、五感を使う体験などを通して、過去や思考、感情にとらわれない心を育成するものです。是非ご体験ください